理事長挨拶


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第56代理事長 奥宮 聖児
スローガン

心の声に従おう

我々の行動が楽しい未来を創ると信じて



はじめに

あなたはこのまちを愛していますか?この問いに対して、私はつい最近まで「No!」と答えていました。幼少期にあまり良い想い出が無い事もありますが、高知市で10数年過ごしてきた自分にとって、このまちでは他人の噂や誹謗中傷が主な話題になる事が理解できず、「せめて自分だけはこの悪習に染まるまい」と心に誓い過ごしてきました。

一昨年、とある少年と未来から来た女性型ロボットの生活を描いたドラマが放送されました。ロボットの中には60年後の自分からの手紙が入っていたのですが、その手紙の結びには『彼女を愛したように世界を愛せよ』と書かれていました。意味がわからず悶々としていた少年は「母さんを愛するように世界を愛せる?」と父親に問いかけました。父親は少し考えて「それ…、既にやっているのかも。母さんを愛するということは、母さんが産んだお前たちを愛するということ。母さんを産んだ両親も、母さんに親切にしてくれる人も、その親切な人に親切をしてくれる人も愛する。母さんに意地悪だった上司も回りまわって母さんの人格を作ってくれていると思えば、それはまた愛すべき存在なんだよ。母さんを成り立たせているもの全てを愛してる。」と答えました。

とても崇高で素晴らしい考え方である事に異論を唱える人はいないでしょう。しかし様々な感情やしがらみから、実践するのが難しい事の1つでもあります。だからこそチャレンジする価値があるのではないでしょうか。「最愛の人と同じように、このまちを愛してみよう」

25年前の衝撃

学生だった25年前、私はこれから起きる“何か”に興奮したのを今でも覚えています。表現が難しいのですが、一言で言うなれば「まちが動くのを目の当たりにした」といった感じでしょうか。その時に感じた(こんな田舎でも、こんな事ができるのか!)という感動は、今でも心の中に鮮明に焼き付いています。それが(社)中村青年会議所にとっては2度目の開催となった四国地区会員大会に関係する事業だった事を知ったのは、入会後しばらくしてからの事でした。しかし当時の話を先輩方に聞いても、皆一様に口を硬く閉ざしました。相当な赤字と退会者を出した為、触れてはいけない話題になっていたようです。

本年度、(社)中村青年会議所にとって3度目となる四国地区会員大会を主管いたします。もちろん時代が違いますので当時のような大きな事はできないかもしれませんが、今の私達にできる精一杯の“中村JCらしさ”をお見せしたいと思います。先輩方に声を大にして言いたい。どうか胸を張って下さい。少なくとも、私の回りにはあの時確かに感動した人間が沢山いて、その中の1人が運命を感じて志を受け継いだ事を。

枚方JCとの友情

私が2012年度の理事長に内定した際、(社)枚方青年会議所の友人から赤いネクタイが届きました。届けてくれた先輩の話によると、「彼は赤ってイメージやから。」と呟きながら、好きな女性へのプレゼントを選ぶように、何軒も店を回って選んだそうです。私と同い年の彼は、同じ年に姉妹JCの交流担当になり、同じ年に専務理事を受けました。業種も同じ良きライバルであり、それ以上に良き友人です。このような出会いは私達だけではなく、これまでにも沢山あった事でしょう。それもひとえに、(社)中村青年会議所と(社)枚方青年会議所が、39年間にわたり交流を続けてきたからこその奇跡ではないでしょうか。

本年度(社)枚方青年会議所は創立50周年の大きな節目を迎えます。この記念すべき日を1人でも多くのメンバーで駆け付け、盛大にお祝いしたいと考えます。

祭との関わり

このまちの大きな祭の1つとして“しまんと市民祭”があります。正直な気持ちを言いますと、具同地区に住む時期が長い私には、この祭が市民祭を名乗る割に中心市まち地に住む人達だけの祭にしか思えませんでした。しかし、私が無理やり参加させた息子や、その友人達は違いました。「大人になってまちを出ても、帰省した時には必ず担ぎたい。」と。現在の所、開催時期が帰省シーズンと違う為、このままでは彼等の願いは叶いません。

一昨年、(社)中村青年会議所はこの祭を外から調査・提言したのですが、抜本的な改革とまでは行きませんでしたし、参加しなかった事に対する非難も相当ありました。本年度は昨年に引き続き、祭に参加した上で意見を上げていきます。そして学生にも積極的に参加の声掛けをし、彼らが戻ってきた時には、また一緒に参加できる祭にしていきたいと考えます。

会員拡大の意義

青年会議所の役割の1つとして「地域のリーダーの育成」があります。自分の知る限りでは、「経営者の勉強会」を行なう団体はありますが、「地域のリーダーを育てる」と謳う団体は他にありません。ところが全国的な動きでもありますが、青年会議所の会員数は減少の一途をたどっております。もちろん景気の悪さもあるでしょう。青年会議所がこのまちに必要とされていないのであれば仕方がありませんが、ここ数年、一般の方からの激励等も増えている事から考えると、まだまだやる事はあるはずですし、この地域に必要な事業を真剣に考え、それらを実践していく中での切磋琢磨は、リーダーを育成する上で有意義な場となるでしょう。その為にも新たな会員を発掘していく事は重要な課題として取り組まなければなりません。

結びに

2011年10月。アップル社の前CEOであるスティーブ・ジョブスが、その短い生涯に幕を閉じました。いささか破天荒な人物だったようですが、彼の行動には「世界を変えたい」という強い思いが感じられ、人々がワクワクするような未来を実現しようとする姿勢と、実際に生み出される製品や作品から、世界中の多くのファンに支持されています。

そんな彼が2005年にスタンフォード大学で卒業生達に言いました。「未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。だから点と点がいつか何らかのかたちでつながると信じなければならない。自分の根性、運命、人生、カルマ、何でもいいから、とにかく信じるのです。歩む道のどこかで点と点がつながると信じれば、自信を持って思うままに生きることができます。たとえ人と違う道を歩んでも、信じることが全てを変えてくれるのです。」

不況と災害でどん底と言われる今こそが、この国の新たな飛躍の始まりです。これまでまちに打たれた点をつなげながら、面白い未来につながる新しい点を打とうではありませんか。

基本方針
  1. 四国地区会員大会の実施
  2. (社)枚方青年会議所との交流事業の実施
  3. しまんと市民祭への参加および提言
  4. まちの未来を担う若手の発掘
  5. 家族を交えた会員交流
  6. 一般社団法人格(または公益社団法人格)への移行
posted by りじちょ at 2011年10月31日(Mon)19:48 | Comment(0)
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